2014/06/06

2014 MLB Draft: Day 1

-1st Round, 24th overall
Cole Tucker, (コール・タッカー), SS  BA#84
Mountain Pointe HS
Born: 7/3/1996
Bats/Throws: S/R   HT: 6' 3" WT: 185
Commitment: Arizona



Piratesが全体24位で指名したのは同じ高校生ショートでもJacob GatewoodTi'Quan Forbesではなく、Cole Tuckerだった。
現時点では2巡目~3巡目のタレントだが、3年後には1巡目のバリュー、アップサイドを持っている可能性がある、とも言われている。「もしPiratesがTuckerを回避していればAthleticsがドラフトしていただろう」、というPeter Gammonsのtweetは非常に興味深い。
Piratesは2011年のドラフトTrea Turnerに目をつけていた例もあるので、スカウト陣を信じたい。
エネルギッシュなプレーが魅力の守備型アスリート。際立った肩はないものの、フットワークの良さと様々な角度から送球できる点への評価が高い。
打つほうでは細身でパワー不足だが、フィールド全方向に打ち分けることができる。Piratesはここ1年での打撃面での成長を評価しているらしい。両打ちに転向したのは二年前。右打席のスウィングのほうが自然と言われている一方、左打席のほうがスウィングがコンパクトでバットスピードがある、ともされている。平均的なギャップヒッターが天井か。

昨年のU18決勝では松井裕樹からチーム初ヒットを記録し、同点のホームを踏んだ。(.gif

-Competitive Balance Round A, 39th overall
Connor Joe, (コナー・ジョー), RF/C/1B  BA#102
U of San Diego
Born: 8/6/1992
Bats/Throws: R/R   HT: 6' 0" WT: 205
High School: Poway HS

 


ドラフト前の6月1日にリリーバーのBryan MorrisとのトレードでMiami Marlinsから全体39位の指名権を獲得。ここでカレッジバットを狙ってくることは想像できたが、さすがにこの結果はショックだった。


打撃力が持ち味のキャッチャーだが、PiratesはJoeをライトとしてドラフト。
パワーポテンシャルと選球眼を持つ中距離打者で、 GMのNeal Huntingtonは”accomplished college bat”と表現している。
昨夏のケープコッドリーグから捕手に転向。平均以上のpop timeを記録できるらしいが、今シーズンは23回走られて3度しか盗塁阻止を記録できていない。運動能力があり、平均的な両翼守備ができると見られているが、ポジション的にバリューは落ちる。
Piratesの外野陣、Reese McGuireの存在を考えると、将来的なポジションは打てるバックアップかファースト。


-2st Round, 64th overall
Mitch Keller, (ミッチ・ケラー), RHP  BA#76
Xavier HS
Born: 4/4/1996
Bats/Throws: R/R   HT: 6' 3" WT: 195
Commitment: North Carolina



Piratesのドラフトではお馴染の長身高校生右腕。Midwestの高校生ではベストアームとの声も。
無駄のない投球フォームからlow-90のファストボールを投げる。先月のPerfect Game Pre-Draft Schowcaseでは95MPHを叩き出した。97MPHまで出したこともあるらしい。鋭く縦に落ちるカーブもプラス。
North Carolina大学進学の可能性からスロットバリューの$886Kを越えた金額を投資することになりそう。TuckerとJoeをスロット以下で契約し、Kellerにつぎ込む作戦か。本人は2巡目までに指名されればおそらく(probably)契約するとドラフト前に語っていたようだ。

同じく速球派の兄John昨年Oriolesからドラフト指名され、今シーズンはSingle-Aでプレーしている。

-Competitive Balance Round B, 73rd overall
Trey Supak, (トレイ・スーパック), RHP BA#99
La Grande HS
Born: 5/31/1996
Bats/Throws: R/R   HT: 6' 5" WT: 210
Commitment: Houston



La Grande高校のプレイヤーがドラフトされたのは2004年のHomer Bailey以来。

89-92MPHの速球は94MPHに達する。71-72MPHのカーブはポテンシャルのある球だが、今のところ不安定でパワー不足。投球動作が良いこともあり、一段階成長すれば順調に伸びる可能性も。
既に立派な体格を持っていながら、まだまだ成長途中。スタミナ不足の改善と更なる球速アップが期待される。

父のTomはTexas Pan-American大学でプレー。おじのJodyは1987年ドラフト12巡目でTigersからドラフト指名を受けている。

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