2014/10/06

AFL Prospects 2014


今年のArizona Fall LeagueにPiratesから派遣されるのは8選手。コーチングスタッフからはベンチコーチのJeff BanisterがScorpionsの監督を務める。

[UPDATE]
BanisterがTexas Rangersの新監督に就任。代役としてマイナー部門特別補佐のFrank KremblasがScorpionsを指揮する。

Pitchers
[UPDATE]
Kinghamが一球も投げずにロースターを外れた。イニング制限による措置と見られている。

Tyler Glasnow, RHP (タイラー・グラスナウ), BA#21, BP#31, MLB#19
[A+: 23 GS, 124.1 IP, 57 BB, 157 SO, 1.74 ERA, 1.05 WHIP]
フロリダステイト・リーグのPitcher of the Year。腰の張りで出遅れた影響もなく、被打率.171、K%は31.9とAdvanced-Aでも打者をねじ伏せた。
90MPH後半の速球とカーブだけでなく、今年はチェンジアップの向上にも取り組んだ。AFLでは課題の制球面よりも、レベルの高い打者達をどれだけ抑え込めるかに注目したい。


Tom Harlan, LHP (トム・ハーラン)
[A+/AA: 32 G, 10 GS, 111,1 IP, 26 BB, 67 SO, 3.15 ERA, 1.24 WHIP]
長身だが、80MPH台後半の速球にカーブ、チェンジアップを投げるsoft-tosser。
特別コマンドが良いほうではないものの、変化球でストライクゾーンを攻めることが出来る。
プロ入り後はアームアングルの安定のためフォームにひねりを加えた。
AA昇格後は先発に転向。スターターの経験を積ませるためのAFL派遣という方針もあるらしい。


Joely Rodriguez, LHP (ジョーリー・ロドリゲス)
[AA: 30 G, 21 GS, 134.0 IP, 43 BB, 73 SO, 4.84 ERA, 1.43 WHIP]
Double-Aの壁はやや高かったか。今シーズンはブルペン落ちも経験した。
被打率.285は100イニングス以上投げたEastern Leagueの投手ではワースト7位。元々三振を奪うタイプではないが、K%はadvanced-A時代の16.2%から12.7%と減少した。
一方でLow-90sの動く速球を武器にGB%は5年連続の50%越えを記録。立ち直りに期待。


Adrian Sampson, RHP (エイドリアン・サンプソン)
[AA/AAA: 28 GS, 167.0 IP, 37 BB, 109 SO, 2.96 ERA, 1.14 WHIP]
今年一番ブレイクした投手。
コントロールの良さが持ち味で、組織全体の方針である内角攻めや昨年磨いたチェンジアップが成功につながった。
ツーシーム導入の効果か、Double-AでのGB%は49.0%を記録。
ベストゲームは7月18日のワンヒッター


Angel Sanchez, RHP (エンヘル・サンチェス)
[A+/AA: 25G, 122.1 IP, 38 BB, 75 SO, 5.96 ERA, 1.58 WHIP]
Double-Aで打たれてはDFAを3度繰り返し、8月にPiratesからクレームされた。
最速99MPH、先発で94MPHを計測できる力があるが、コントロールが悪すぎる。
速球派、ゴロ系と「条件」は揃っているが、果たして4ヵ月後40-man rosterに残っているだろうか。


Nick Kingham, RHP (ニック・キンガム), BA#37#BP43MLB#61
[AA/AAA: 26G, 159.0IP, 52BB, 119SO, 3.34ERA, 1.21WHIP]
今シーズンはワインドアップを廃止。
K%の低下の理由にはファストボールの制球重視や、少ない球数で打者を打ち取るプランが絡んでいる。
92MPH前後のファストボールとナックルカーブ、チェンジアップが武器。あるスカウトは「Gerrit Coleの下位互換」と表現していたらしい。


Catcher
Elias Diaz, C (エリアス・ディアズ)
[AA/AAA: 404 PA, .312/.366/.421, 6 HR, 54 RBI, 3 SB]
とんでもない強肩。元から守備の評価は高く、今夏はイースタンリーグのベストディフェンシブキャッチャーに選出された。
センターから右を意識するアプローチの効果か、ここ2年は打撃でも存在感を示している。
夏にはいくつかのチームからトレードの要求があったらしい。シーズン終盤にはTriple-Aに昇格し、Tony Sanchezをファーストへ押しのけた。


Infielders
Josh Bell, 1B/RF (ジョシュ・ベル), BA#35, BP#31, MLB#32
[A+/AA: 495 PA, .325/.375/.459, 9 HR, 60 RBI, 9 SB]
組織内のHitter of the Year、フューチャーズゲーム出場、FSLの首位打者獲得と飛躍の年となった。
Double-A昇格後はスランプに陥いるも、バッティングスタンスの微調整を続けて対応した。
シーズン終盤に負った左ヒザの打撲からは順調に回復中。ファーストコンバートが決まっており、教育リーグで練習を積んでからAFLに臨む。


Dan Gamache, 3B/2B (ダン・ガマーシュ)
[Rk/A/AA: 183 PA, .272/.339/.451, 6 HR, 29 RBI, 0 SB]
シーズン前に足を骨折した影響で実戦復帰は6月後半だった。
ラインドライブの打撃が魅力。今年はパワーを見せ、183打席でキャリアハイの6HRを記録。
「セカンドを守るサード」で、動きは悪くないが、バウンドの合わせ方に難がある。

2014/06/06

2014 MLB Draft: Day 1

-1st Round, 24th overall
Cole Tucker, (コール・タッカー), SS  BA#84
Mountain Pointe HS
Born: 7/3/1996
Bats/Throws: S/R   HT: 6' 3" WT: 185
Commitment: Arizona



Piratesが全体24位で指名したのは同じ高校生ショートでもJacob GatewoodTi'Quan Forbesではなく、Cole Tuckerだった。
現時点では2巡目~3巡目のタレントだが、3年後には1巡目のバリュー、アップサイドを持っている可能性がある、とも言われている。「もしPiratesがTuckerを回避していればAthleticsがドラフトしていただろう」、というPeter Gammonsのtweetは非常に興味深い。
Piratesは2011年のドラフトTrea Turnerに目をつけていた例もあるので、スカウト陣を信じたい。
エネルギッシュなプレーが魅力の守備型アスリート。際立った肩はないものの、フットワークの良さと様々な角度から送球できる点への評価が高い。
打つほうでは細身でパワー不足だが、フィールド全方向に打ち分けることができる。Piratesはここ1年での打撃面での成長を評価しているらしい。両打ちに転向したのは二年前。右打席のスウィングのほうが自然と言われている一方、左打席のほうがスウィングがコンパクトでバットスピードがある、ともされている。平均的なギャップヒッターが天井か。

昨年のU18決勝では松井裕樹からチーム初ヒットを記録し、同点のホームを踏んだ。(.gif

-Competitive Balance Round A, 39th overall
Connor Joe, (コナー・ジョー), RF/C/1B  BA#102
U of San Diego
Born: 8/6/1992
Bats/Throws: R/R   HT: 6' 0" WT: 205
High School: Poway HS

 


ドラフト前の6月1日にリリーバーのBryan MorrisとのトレードでMiami Marlinsから全体39位の指名権を獲得。ここでカレッジバットを狙ってくることは想像できたが、さすがにこの結果はショックだった。


打撃力が持ち味のキャッチャーだが、PiratesはJoeをライトとしてドラフト。
パワーポテンシャルと選球眼を持つ中距離打者で、 GMのNeal Huntingtonは”accomplished college bat”と表現している。
昨夏のケープコッドリーグから捕手に転向。平均以上のpop timeを記録できるらしいが、今シーズンは23回走られて3度しか盗塁阻止を記録できていない。運動能力があり、平均的な両翼守備ができると見られているが、ポジション的にバリューは落ちる。
Piratesの外野陣、Reese McGuireの存在を考えると、将来的なポジションは打てるバックアップかファースト。


-2st Round, 64th overall
Mitch Keller, (ミッチ・ケラー), RHP  BA#76
Xavier HS
Born: 4/4/1996
Bats/Throws: R/R   HT: 6' 3" WT: 195
Commitment: North Carolina



Piratesのドラフトではお馴染の長身高校生右腕。Midwestの高校生ではベストアームとの声も。
無駄のない投球フォームからlow-90のファストボールを投げる。先月のPerfect Game Pre-Draft Schowcaseでは95MPHを叩き出した。97MPHまで出したこともあるらしい。鋭く縦に落ちるカーブもプラス。
North Carolina大学進学の可能性からスロットバリューの$886Kを越えた金額を投資することになりそう。TuckerとJoeをスロット以下で契約し、Kellerにつぎ込む作戦か。本人は2巡目までに指名されればおそらく(probably)契約するとドラフト前に語っていたようだ。

同じく速球派の兄John昨年Oriolesからドラフト指名され、今シーズンはSingle-Aでプレーしている。

-Competitive Balance Round B, 73rd overall
Trey Supak, (トレイ・スーパック), RHP BA#99
La Grande HS
Born: 5/31/1996
Bats/Throws: R/R   HT: 6' 5" WT: 210
Commitment: Houston



La Grande高校のプレイヤーがドラフトされたのは2004年のHomer Bailey以来。

89-92MPHの速球は94MPHに達する。71-72MPHのカーブはポテンシャルのある球だが、今のところ不安定でパワー不足。投球動作が良いこともあり、一段階成長すれば順調に伸びる可能性も。
既に立派な体格を持っていながら、まだまだ成長途中。スタミナ不足の改善と更なる球速アップが期待される。

父のTomはTexas Pan-American大学でプレー。おじのJodyは1987年ドラフト12巡目でTigersからドラフト指名を受けている。

2014/05/19

First Look at Neverauskas

2010年のプロデビューから5年。
先週13日にようやくDovydas Neverauskasのピッチングを映像で確認することができたので彼の持ち球をGIFにまとめてみた。

Dovydas Neverauskas(ドヴィダス・ネベラウスカス
Born: January 14, 1993
Bats: Right Throws: Right
Height: 6' 3" Weight: 212
Country: Lithuania
Signed: July, 2009 (International FA)
Nickname: Never

Pitching Line (vs. Greenville Drive / May 13, 2004)
5.0 IP, 3 H, 2 R, 2 ER, 3 BB, 2 SO, 1 HR


リトアニア出身のNeverauskasはそのバックグラウンドだけでなく、プレイヤーとしても興味深い存在だ。スタッツは平凡だが、良い体格からmid-90の速球を投げることができる。

・Fastball
18歳の時点で94MPHを計測した速球がNeverauskasの持ち味。今では頻繁に95MPHを出すようになったものの、球速が安定しないことが課題とも言われている。

投球動作はクセがないオーバースロー。しかし、リリースポイントやフォームがバラつくせいで制球が安定していなかった。高めに浮いたボールでも力で押せていたことはプラスに捉えていいだろう。

右打者のインコースに入るツーシーム。

普段の配球は分からないが、少なくともこの日投げていたのはほとんどファストボールだった。ピッチングの鍵になる速球の質の向上などチームの育成方針も絡んでいるのだろうか。


・Curveball
比較的スピードのあるカーブを投げる。
上のGIFは初回にCarlos Asuajeから見逃し三振を奪った一球で、この日ベストの変化球。かなりバラつきはあったが、少なくともポテンシャルのあるボールには見える。


・Change up
映像の具合でツーシームにも見えなくもないが、おそらくこれはチェンジアップ。



*これを投稿するタイミングでPirates ProspectusがNeverauskasのレポートをアップしていたのでもちろんMust Read。

2014/05/01

Video: Gregory Polanco Monster April

現在スーパー2関連の議論の中心にいるGregory Polancoは先月24試合に出場し、.400/.457/.632、1.089OPS、と当然のようにTriple-Aの投手たちを打ち砕いた。

オフのトレーニングで体重を230lbsまで増やした効果か、105PAでホームランは4本(2013年はDouble-A 286PAで6HR)。出場試合の半分にあたる12試合でマルチヒットを記録。ウインターリーグと同様に左投手も苦にしていない。38安打のうち内野安打は11本(メジャートップはAdam Eatonの9本)でBABIPはリーグトップの.453。

SplitGPAABH2B3BHRRBIBBSOBAOBPSLGOPSIBB
vs RHP as LHB216058234231219.397.417.6901.1060
vs LHP as LHB204537152011387.405.511.5411.0521
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 5/1/2014.

一ヶ月のサンプルではあるが、10.0を切ったBB%とリーグ平均(43.3%)以上の49.4GB%はコンタクト能力から来ているものだろうか。

GMのNeal HuntingtonはPolanco昇格について、スーパー2が「特別な要因ではない」とし、ゲームにおける細部を磨く必要性が残されていることにも言及している。



2014/04/20

Bucs Acquire Ike Davis

Piratesがようやくファーストを補強した。開幕3週目を終えようとするこのタイミングでの動きはまさに”BREAKING”。

冬からトレードの噂が絶えなかったIke DavisをMetsから獲得。交換要員はZack ThorntonとPTBNL(後日指名選手)になる。

Offseason Rumors
オフの時点ではMetsからの要求は高かった。MetsはOriolesに対してEduardo Rodriguez、BrewersにはTyler Thornburg、そしてPiratesにはNick Kinghamを要求していたと伝えられている。後述するPTBNLにもよるが、この時期まで粘ったことにより少なくとも傘下No.3ピッチングプロスペクトの放出を避けることはできた。

Ike Davis
2012年に32HRを記録したパワーヒッター。AVGの低さとK%の高さは懸念されるが、パワーと出塁能力は魅力的だ。昨シーズンは脇腹痛を抱え、極度の不振からマイナー落ちも経験。後半戦は138PAながら好調で.954OPSはメジャー全体9位(min 130PA)だった。

Split G GS PA AB R H 2B 3B HR RBI BB SO BA OBP SLG OPS
1st Half 63 55 239 212 21 35 3 0 5 18 25 73 .165 .255 .250 .505
2nd Half 40 32 138 105 16 30 11 0 4 15 32 28 .286 .449 .505 .954
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 4/19/2014.

昨年4月からのフォームを比べると疑問視されていたヒッチが小さくなっているのがよく分かる。

 4/25/2013

8/20/2013

4/5/2014

対右投手の通算OPSは.831。GMのNeal HuntingtonはDavisの起用法について「Clint Hurdleの判断」と明言を避けたが、Gaby Sanchezとのプラトーンになるだろう。

Ike Davis projection
ZiPS       .232/.330/.424 (445 PA), .755 OPS, 18 HR, 1.4 fWAR
PECOTA .237/.331/.429 (472 PA), 19 HR, .752 OPS, 1.8 WARP

Ishikawa and Lambo
Davis加入に伴い、DFAされたTravis ”Takashi” IshikawaAndrew Lamboが酷い春を過ごした影響で開幕roster入り。38PAで.206/.263/.382、.646OPSという結果に終わった。さすがに一週間程度の穴を埋めるデプスとしてならともかく、3ヶ月も4ヶ月も起用し続けるべき存在でないことは開幕前から明らかだった。
Triple-Aで調子を上げているLamboは決して見限られたわけではない。Huntingtonは現状ではDavisのほうがチームにフィットするとし、Lamboはこれから外野でのプレー機会が増えると答えている。


Thornton and PTBNL
PiratesからMetsに移籍するのはZack ThorntonとPTBNL。
Thorntonは2012年オフにChris ResopとのトレードでOaklandから獲得したリリーバー(video)。コントロールが良く、80MPH後半のシンカーとスライダーを武器にマイナー通算K/9は10.0を越えている。オフのルール5ドラフトでは指名候補に挙げられていたが、アップサイドの無さが影響したのかピックされることはなかった。

所詮マイナーのリリーバーがメインピースになるわけがなく、注目はPTBNL。CBSのJon Heymanがレポートしたように2013年にドラフトされたプレイヤーという見方が強い(契約後一年経たないとトレードできない)。昨年のドラフト組ならAustin MeadowsReese McGuireを除くとBlake TaylorJaCoby JonesCody Dicksonの3人に絞られる。
そもそも2013年ドラフト組からというのも不確定なだけに、こればかりは時が来るのを待つのみ。昨シーズンは1ヶ月Marlon Byrdを使うためにDilson Herrera(傘下12-15位に相当)をトレードしたこともあり、ある程度の覚悟は必要だろう。

2014/04/08

U Gotta Believe in English

去年までのゲームリキャップはスタッツを中心英語版ブログに書いていきます。
ニュースなどはここでまとめていく予定です。

LINK
3/31-4/6 This Week in Shifts by Pirates

2014/03/30

Bucs Set 2014 Opening Roster

開幕25人が決定。
ブルペン最後の一枠はJeanmar Gomezが勝ち取り、Vin MazzaroはDFAとなった。同じくout of optionsのAndrew Oliverは40-man rosterを外れTriple-Aにアウトライト。
野手陣ではAndrew Lamboの不振により、NRIのTravis Ishikawaが開幕メンバーに入る残念な結果になってしまった。

DL入りはJeff Locke(脇腹)とChris Stewart(ヒザの手術)。


Pitchers
ROTATION
Gerrit Cole (ゲリット・コール)
Francisco Liriano (フランシスコ・リリアーノ)
Charlie Morton (チャーリー・モートン)
Wandy Rodriguez (ワンディ・ロドリゲス)
Edinson Volquez (エディンソン・ヴォルケス)

BULLPEN
Jeanmar Gomez (ジャンマー・ゴメス)
Jason Grilli (ジェイソン・グリリ)
Mark Melancon (マーク・マランソン)
Bryan Morris (ブライアン・モリス)
Stolmy Pimentel (ストーミー・ピメンテル)
Tony Watson (トニー・ワトソン)
Justin Watson (ジャスティン・ウィルソン)

Catchers
Russell Martin (ラッセル・マーティン)
Tony Sanchez (トニー・サンチェス)

Infielders
Pedro Alvarez (ペドロ・アルヴァレス)
Clint Barmes (クリント・バームス)
Josh Harrison (ジョシュ・ハリソン)
Travis Ishikawa (トラヴィス・イシカワ)
Jordy Mercer (ジョーディー・マーサー)
Gaby Sanchez (ギャビー・サンチェス)
Neil Walker (ニール・ウォーカー)

Outfielders
Straling Marte (スターリング・マーテイ)
Andrew McCutchen (アンドリュー・マッカッチェン)
Travis Snider (トラヴィス・スナイダー)
Jose Tabata (ホーゼイ・タバタ)


股関節を痛めていたLirianoはブルペンセッションをクリアし、開幕一週間のローテーションに変更は無し。
3/31 vs. Cubs: Liriano
4/2 vs. Cubs: Morton
4/3 vs. Cubs: Wandy
4/4 vs. Cardinals: Cole
4/5 vs. Cardinals: Liriano
4/6 vs. Cardinals: Volquez

2014/03/28

Six Years #MartePartay

開幕目前にして今オフベストのトランザクションが発表された。

Starling Marteと6年/$31Mでの契約延長が決定。
オフに二度エクステンショントークをしていた、と先週末に報じられていたばかりだった。

6年契約は今シーズンから始まり、2016年からの年俸調停と元々フリーエージェントになる予定だった2019年までをカバーする形になる。2020年と2021年はクラブオプションで市場変動に対応するエスカレーター条項付き。バイアウトは$2M。

オプションを含めるとFAをカバーできる期間は3年なのだが、個人的にはそれより調停期間をわずか$15.5Mに抑えられたことにこの契約の素晴らしさを感じる。

Sign Bonus
2014
Age:25
2015
Age:26
2016
Age:27
2017
Age:28
2018
Age:29
2019
Age:30
2020*option
Age:31
2021*option
Age:32
$2M
$500K
$1M
$3M
$5M
$7.5M
$10M
$12.5M
$13.5M

2013年は初のフルシーズンで4.6WARをマーク。レフトとしては両リーグトップの20DRS、ナショナルリーグ3位の41SBと特に守備走塁で真価を発揮した。プレートディシプリンの無さから打撃面でのリスクは伴うが、まだアプローチを改善する余地は充分にあるだろう。優れたバットスピードとヒッティングセンスを持つだけに、打つだけなら.290AVG、20+HRを記録しても驚きは無い。


傘下に外野手のプロスペクトが豊富なだけにMarteの契約延長は必要だったのか?という問いには以下の点から必要だったと答えたい。

・Marteほどの選手の年俸を契約延長という形で抑えることができた。

・PNCパークは左中間が広く、高い守備力が求められ、組織中最高級のスピードと守備力を持つMarteの存在は大きい。

・選手として同格には語るべきではないが、もし2018年か2019年にAndrew McCutchenがチームを去るという事態が起きた時にもMarteが契約下にいる。

・この契約によってMarteのトレードバリューは向上するし、プロスペクトやMcCutchenの状況によっては柔軟に動くことができる。

・仮にMarteがJose Tabataのように4th OFのような存在になっても金銭的なダメージは抑えられるし、優秀なプロスペクトが控えている。

・長期契約にリスクはあるが、プロスペクトの活躍も保証されていない。



McCutchenとMarteの契約が保証されている期間(~2017)までにメジャー昇格が予想される外野手は5人。うち2人にトレードの可能性があり、1人はポジションを変えると見られている。

Gregory Polanco(BA #1, ETA 2014)の昇格によりメジャー最高の外野陣が形成されるのはもうすぐだ。長期契約候補。

昨年ドラフト1巡目Austin Meadows(BA #4, ETA 2017)のメジャー昇格予想は2017年。順調なら2016年にもデビューできるかもしれないが、事が上手く運ぶかは分からないし、焦る必要もない。

コロンビア出身のHarold Ramirez(BA #9, ETA 2017)はギャップパワーとスピードを併せもったアスリート。Meadowsと比べるとハイリスクな存在でトレード要員に使われる可能性もある。

昨年強打者としての片鱗を見せたJosh Bell(BA #7, 2016)は将来的にファーストにコンバートされると見られている。

Barrett Barnes(BA #13, ETA 2016)は良いタレントの持ち主だが、さすがに厚い外野陣に入り込む余地がなくトレードされるだろう。

2014/03/27

Bucs Acquire "The Vanimal" from Twins

Minnesota TwinsからVance Worleyを金銭トレードで獲得。

2013年は肘を痛めた影響で僅か11試合の登板に終わっており、この春は10.2IPで22H、16ERと打ちこまれていた。
例によってシンカー系で、スライダー、チェンジアップ、カーブを混ぜる投球スタイル。GB%は2012、2013年共に46%越え。

現時点ではメジャーのローテーション争いに加わるのではなく、デプスとしての扱い。先日Twinsから40-man rosterを外されていたため、Piratesの枠を空ける必要は無い。
開幕までにJeanmar GomezかVin Mazzaroがトレードされる可能性が高く、スウィングマンタイプをTriple-Aに一枚置いておくという意味合いもあるのだろう。

2014/03/26

Pirates 2013-2014 Offseason Tracker

- Under Contract
・Jason Grilli, RHP $4M
・Francisco Liriano, LHP $6M [オプション自動行使済。イニング数のボーナス次第では$2.5Mの上乗せあり]
・Russell Martin, C $8.5M
・Andrew McCutchen, CF $7.25M (2014)
・Wandy Rodriguez, LHP $13M  [11/1: プレイヤーオプション行使。Astrosが$5.5M負担。]
・Jose Tabata, RF/LF $3M (2014)

- Arbitration Eligible Players
Pitchers
・Vin Mazzaro, RHP $950K (projected: $800K) - tendered, 調停回避
・Mark Melancon, RHP $2.585M (projected: $3M) - tendered, 調停回避
・Charlie Morton, RHP, 3year/$21Mで契約延長

Infielders
・Pedro Alvarez, 3B $4.25M (projected: $4M) - tendered, 調停回避
・Gaby Sanchez, 1B $2.3M (projected: $2.3M) - tendered, 調停回避
・Neil Walker, 2B $5.75M (projected: $4.8M) - tendered, 調停回避

Outfileder
・Travis Snider, RF $1.2M (projected: $1.4M) - tendered, 調停回避

- Free Agents
・Jeff Karstens, RHP
A.J. Burnett, RHP [2/16: Philliesと1year/$16Mでサイン]
Kyle Farnsworth, RHP [2/3: Metsとマイナー契約]
John Buck, C [1/16: Marinersと1year/$1Mでサイン]
Clint Barmes, SS [12/12: 1year/$1Mで再契約。先発出場試合数により$1Mのボーナス付き]
Felix Pie, OF [11/1: 40-manを外れFAを選択 12/17: Hanwha Eaglesとサイン]
Marlon Byrd, RF   [11/12: Philliesと2year/$16Mでサイン]
Justin Morneau, 1B [12/15: Rockiesと2year/$13Mでサイン]

- Designated for assignment
・Garrett Jones, 1B/RF [11/25: DFA'd] [12/2: non-tendered] [12/10: Marlinsと2year/$7.75Mでサイン]
・Kyle McPherson, RHP [11/25: DFA'd] [12/2: non-tendered] [12/18: Piratesとマイナー契約]
・Michael McKenry, C [12/2: DFA'd] [12/2: non-tendered] [1/16: Rockiesとマイナー契約]
・Ryan Reid, RHP [12/13: To make room for Volquez and Barmes] [12/23: Claimed by Mets]
・Jerry Sands, 1B [12/13: To make room for Volquez and Barmes] [12/23: Claimed by Rays]
・Chase d'Arnaud, SS [2/24: To make room for Brent Morel]

- Traded
・Alex Dickerson, RF/LF/1B (Double-A) [11/25: Traded to Padres]
・Kyle Haynes, RHP (Single-A) [12/11: Traded to Yankees]
・Miles Mikolas, RHP [12/20: Traded to Rangers]

Rule 5 Draft
・Wei-Chung Wang, LHP [12/12: Selected by Milwaukee Brewers]

Minor League Free Agents


- Player Added
via Free Agent
・Edinson Volquez, RHP [12/11: 1year/$5M]
・Clint Barmes, SS [12/12: 1year/$1M]
via Trade
・Miles Mikolas, RHP [11/25: Traded from Padres for Alex Dickerson]
・Jaff Decker, OF [11/25: Traded from Padres for Alex Dickerson]
・Chris Stewart, C [12/2: Traded from Yankees for Kyle Haynes (as PTBNL)]
・Chris McGuiness, 1B [12/30: Traded from Rangers for Miles Mikolas]
・Vance Worley, RHP [3/25: Traded from Twins for cash]

Via Waiver Claim
・Brent Morel [2/24]

via Rule 5 Draft
[Triple-A Phase]
・Tyler Sample, RHP
・A.J. Morris, RHP
・Felipe Gonzalez, RHP

Minor League Free Agents & NRI
・Eliecer Navarro, LHP (Resign)
・Andy Vasquez, OF/IF (Resign)
・Jhonathan Ramos, LHP (Resign)
・Francisco Diaz, C (Resign)
・Mitch Slauter, C
・Erick Fernandez, C
・Blake Davis, SS
・Miles Durham, OF *coach/player (Resign)
・Quincy Latimore, OF
・Ralph Henriquez, C
・Mike Spano, C
・Brandon Mann, LHP
・Marek Minarik, RHP
・Collin Balester, RHP
・Seth McClung, RHP
・Elvin Ramirez, RHP
・Jen-Lei Liao, RHP
・Jake Brigham, RHP -- non-roster invitee
・Jay Jackson, RHP -- non-roster invitee
・Josh Kinny, RHP  -- non-roster invitee
・Cody Eppley, RHP -- non-roster invitee
・Yao-Hsun Yang, LHP -- non-roster invitee
・Omir Santos, C -- non-roster invitee
・Nevin Ashley, C -- non-roster invitee
・Michael Martinez, UT -- non-roster invitee
・Travis Ishikawa, 1B -- non-roster invitee
・Kyle McPherson, RHP -- non-roster invitee
・Daniel Schlereth, LHP -- non-roster invitee
・Adam Wilk, LHP -- non-roster invitee
・Chris Dickerson, RF -- non-roster invitee
・Roberto Andino, SS (Resign) -- non-roster invitee

2014/03/03

2/24-3/2 Spring Notes & News

ST Game 1 [2/26: 6-5 vs. Yankees]
スターティングラインナップは現状ベストのメンバー。
開幕投手のFrancisco Lirianoは2失点も、シンカーの精度向上にフォーカスしたピッチング。

ST Game 2 [2/27: 8-2 @ Yankees]
Gregory Polancoがスプリングトレーニング初HR。パワー向上のため、オフのトレーニングで8パウンド筋肉を付けた成果が早速出た。1年前の時点で220lbあったのだが、これよりさらに体重を増やしたのか、シーズン中に減った体重を戻したのかは不明。



ST Game 3 [2/28: 2-4 @ Blue Jays]
Gerrit Cole-Jameson Taillonの継投はこの時期ならでは。
どちらのほうが上かという議論は現時点で既に面白い。今後数年、二人の成長が比較されることは確実なので、今から各所での評価をチェックしても遅くはない。

LINKS
Pirates' pair of top guns - Jayson Stark/ESPN
Taillon over Cole? - Travis Sawchik/Trib

ST Game 4 [3/1: 2-2 vs. Rays]
昨シーズン左腕の故障に苦しんだWandy Rodriguezの調整具合は順調。
この日は1イニングのみだったが、7日のTwins戦では2-3イニングス投げる予定らしい。

Video Highlights

ST Game 5 [3/2: 4-1 @ Phillies]
A.J. BurnettとBrad Lincolnにとっては移籍後初のPirates戦。
ポテトを切り損ねて手のケガしていたTravis Sniderはようやく実戦デビュー。

Polancoのダブルも良かったが、この日のハイライトはStolmy Pimentelのスライダー。


Bucs Outright d'Arnaud
Brent Morel加入に伴いDFAされていたChase d'Arnaudがウェーバーを通過。
弟TravisのいるMetsなど他チームからクレームはされず、PiratesのTriple-Aに配属された。
Piratesは2011年からMorelに目をつけていたらしい。

Pirates Scouting Carp
Nick CafradoによるとPiratesとBrewersがMike Carpをチェックするため、Bostonのゲームにスカウトを送っていたらしい。

2014/02/25

Bucs Claim Brent Morel

Blue JaysからBrent Morelをクレーム。

4月に27歳になるMorelは優れたハンドアイコーディネーションと守備力の持ち主として、2011年のBaseball America Top 100で85位にランクインしていた。しかしながら、メジャー4年間でのスラッシュラインは.229/.276/.333(669 PA)と結果を残せていない。

White Soxは昨年Morelをショートのバックアップとして、Blue Jaysはセカンドとして考えていたことからディフェンス面やユーティリティー性の評価はあるのだろう。
Morelの良し悪しはともかく、サードのデプスを欠くPiratesではそこを埋めるための動き。現状Pedro Alvarez以外にまともにサードを守れるのはJosh Harrisonのみ。Gaby Sanchezは今年もサードの守備練習に取り組んでいる


Morelが40-man rosterに入るため、Chase d'ArnaudがDFAを喰らった。
2008年のドラフト4巡目。同期のJordy Mercerより1年早い2011年にメジャーデビュー。しかし、小指骨折や脳震盪もあり打席でのパフォーマンスは低下。昨年は開幕前に親指靱帯を損傷、6月には手首と股関節を痛めるなど厳しいシーズンを送っていた。

最大の武器であるスピードは健在。
Travisと同じフィールドに立つチャンスはあるだろうか。
 

2014/02/23

Robert Andino's Face Update

この一件がネタにされるRobert Andino。今年はフォトセッションで比較的穏やかな表情をしていたようだが、まだ笑顔は戻っていない。
その他フォトデイに撮られた写真はこちらから。


2014/02/19

Liriano Named Starter for the Opening Day

Clint HurdleはFrancisco Lirianoを開幕投手に指名。対戦相手は2年連続でChicago Cubs。

中4日か中5日で週末のCardinalsとのシリーズでLirianoを起用できるスケジュールとなった。
ローテーションの順番はWandy Rodriguezの状態次第だろう。Gerrit ColeのシーズンデビューをCards戦に当ててくることも考えられる。





過去5年の開幕投手は以下の面々。

2013: A.J. Burnett
2012: Erik Bedard
2011: Kevin Correia
2010: Zach Duke
2009: Paul Maholm

2014/02/14

Bucs Sign Yao-Hsun Yang

福岡ソフトバンクホークスからFAとなっていた陽耀勲(ヤン・ヤオシュン)と正式にマイナー契約。
先週台湾メディアが伝えていた通り、non-roster inviteeとしてメジャーキャンプに参加する。

2006年からホークスでプレーした陽は一軍通算5年で38試合に投げ90.2IP、87SO、47BB。2013年はキャンプ前に契約で揉めるも、オフのメジャーリーグ挑戦が認められる形で残留。しかし、左肩痛と右太もも肉離れに苦しみ7月終わりにはシーズンアウト。一軍での登板は無く、二軍でも僅か9試合の出場に終わっていた。

先月台湾で行ったトライアウトでは91-93MPHを計時。Piratesの他にPhillies、Rangers、Reds、そしてMarinersが陽を視察に来ていたらしい。NPB Trackerのヴェロシティチャートによると、2012年は速球の平均球速が90MPH、アウトピッチのスライダーは83.8MPH。

同じくPiratesと契約したDaniel Schlerethがもう一人増えたという印象。制球難や故障歴からして一年を通して先発でやれることは考えにくく、戦力としても中継ぎ向き。左投手なのでバリューはあるが、基本的にはTriple-AかDouble-Aで開幕を迎える見込み。

AJ Is a Phillie

ようやく今オフの大きなトピックのひとつに結論が出た。
フリーエージェントのA.J. BurnettがPhilliesと1 year, $16Mの条件で契約合意。

一時はPhils入りの可能性は無いとされるも、その3日後にまだ交渉は終わっていないとMLB.comのTodd Zoleckiがレポート。Piratesと再契約の可能性も残されていたが、そのまま同リーグ、同州のライバルチームへの移籍が決まった。
ピッツバーグと比べてフィラデルフィアはBurnettの自宅があるメリーランドの近くに位置し、Burnettは決断の理由を”family-based”としている。

PiratesはBurnettにクオリファイングオファーを提示していなかったのでドラフトピックの保証は無し。GMのNeal HuntingtonはQOが受けいれられた場合のリスクに言及。ウインターミーティングでは「ひとりの選手にペイロールの18%(Piratesの場合約$14M)を費やせない」と語っていた。
Piratesサイドが出した最高額は$12M。今オフはJosh JohnsonやJames Loney獲得のために資金を管理していたとことを考えると、このオファーはQO期限後か最近になってからのものだろうか。


現時点でローテーションのうち3枚は昨シーズン途中からメジャーに合流したFrancisco Liriano、Gerrit Cole、Charlie Mortonで確定。今オフに$5Mで契約したEdinson Volquezをリリーバーで使うことは考えにくい。残る1枠はWandy Rodriguezの健康状態に左右される形になるだろう。

2014/02/12

Pirates Non-Roster Invitees 2014

Pitchers
Jake Brigham, RHP (ジェイク・ブリガム)
low-90sの速球と80MPHのスライダーが武器。ブルペンに専念すればTriple-Aで結果がついてくるかもしれない。

Cody Eppley, RHP (コーディ・エプリー)
変則フォームのゴロ系。

Jay Jackson, RHP (ジェイ・ジャクソン)
ファストボール/カーブで三振を奪う。PCLから離れることではプラスか。

Josh Kinney, RHP (ジョシュ・キニー)
34歳のベテランシンカ―ボーラー。

Kyle McPherson, RHP (カイル・マクファーソン)
リストには入っているが、Tommy John手術からリハビリ中のため投げることはできない。

Daniel Schlereth, LHP (ダニエル・シュレイアース)
昨シーズン、ケガをする前まではとても調子が良かったようだ。

Jameson Taillon, RHP (ジェムソン・タイヨーン)
組織中トップのピッチングプロスペクトは今年も招待選手として春を迎える。
Gerrit Coleは昨年春3試合、10.0IP+紅白戦1試合を投げたところでマイナーキャンプへ送られており、Taillonのメジャーキャンプ滞在期間はこれが目安になりそう。

Zack Thornton, RHP (ザック・ソーントン)
独特のインステップからのスライダーで三振を奪う。Triple-Aスタートで複数ケガ人が出ればチャンスはあるか。

Yao-Hsun Yang, LHP (陽耀勲、ヤン・ヤオシュン)
6年日本でプレーしたヤンが念願のアメリカ球界入り。故障明け、制球難の左腕という点ではSchlerethと同じ。

Adam Wilk, LHP (アダム・ウィルク)
2011-2012年の2年間はTriple-Aで2.96ERA。Indianapolisでは先発5番手、またはロングマンを任されるだろうか。

Catchers
Nevin Ashley, C (ネヴィン・アシュリー)
過去2年はTriple-Aで過ごしたが、枠の関係で今シーズンはDouble-Aか。

Carlos Paulino, C (カルロス・パウリーノ)
アスレティック。肩だけなら傘下の捕手でベスト。2年前の春には1.71、1.61のpop timeを記録した。
*投手はZack Thornton

Omir Santos, C (オミール・サントス)
Triple-Aでバックアップ捕手を務めるだろう。

Infielders
Roberto Andino, SS (ロベルト・アンディーノ)
昨年8月に移籍後は.302/.330/.385。Triple-AでChase d'Arnaudとショートの座を争う。

Matt Hague, 1B/3B (マット・ヘイグ)
昨シーズンは左投手相手に.320/.441/.424。
McGuinessとIshikawaの存在によりプラトーン起用や3Bでの出場が増えるかも。

Travis Ishikawa, 1B (トラヴィス・イシカワ)
全否定はできないが、さすがにこのレベルのプレイヤーが入るようなチームであってはならない。

Michael Martinez, 2B/UT (マイケル・マルティネス)
Triple-Aのユーティリティー要員。

Outfielder
Chris Dickerson, RF (クリス・ディッカーソン)
4th OF争いのダークホース。さすがに開幕時点でTravis SniderがDFAを喰らうことは考えにくく、Triple-Aスタートが現実的か。

2014/02/09

2/8: News and Notes

AJ Watch
去就が注目されているA.J. Burnettだが、移籍先に挙げられていたOriolesとPhilliesと契約することはなさそうだ。個人的にBurnettが他チームを選ぶと思ったことは一瞬たりともないが、結果的にNationalsあたりに移籍しても驚きはない。
Ex-Buccos' Destinations
James McDonald (2010-2013) - Cubs
エース格からDFA、とここ2年はジェットコースターのようなシーズンを送った。
同地区移籍となるが、個人的に復活してほしいプレイヤーのひとり。

Kyle Farnsworth (2013) - Mets
ポジションは違うが、Pirates移籍後のfWAR(0.1)はJustin Morneau(-0.1)より高かった。

Evan Meek (2008-2012) - Orioles
95MPHの動く速球を武器に2010年にブレイク。しかし、肩を痛めてからはコントロール、ボールの質が低下。
2013年はRangers傘下のTriple-Aで先発としても使われた。

Paul Maholm (2005-2011) - Dodgers
なんと1年/$1.5Mとバーゲン価格で契約。タイミングの違いもあるのだろうが、今オフにJason Vargasが4年/$32Mの契約を取ったことを考えると不思議な話だ。Bucs DugoutはBronson ArroyoとMaholmのxFIPとWARを例に比較している

Matt Diaz (2011) - retired

Bronson Arroyo (2000-2002) - Diamondbacks


How Much Did Pirates Spent on Int. FA Last Year?
Baseball Americaが2013年のインターナショナルボーナスを発表
Piratesは$2.58Mと推定され、これは30チーム中20番目に低い額。契約したのは14人の南米出身選手。判明している中での最高額はAdrian Valerioの$400K。


以下、マイナートランザクションとインターナショナルマーケットでの動きをいくつか。


Quncy is Back
Quincy Latimore(OF, video)がマイナー契約でPiratesの組織に復帰。
2007年のドラフト4巡目指名。2012年オフにJeanmar GomezとのトレードでIndiansに移籍するも、7月にリリース。その後は独立リーグでプレーしていた。

アスリート型で10HR-10SBを記録する能力はあるが、突出したツールは無い。また、外野手ながら通算守備率が.958%、打つ方では2012年まで4年連続100SO越えと粗い。

DON OMIR!!
プロ14年目を迎えるベテランOmir Santos(C, video)とマイナー契約。昨シーズンはIndians傘下で61試合に出場し、.248/.285/.354、3HR、盗塁阻止率は21%だった。メジャーキャンプに参加するが、シーズンはTriple-AでTony Sanchezのバックアップを務めることになるだろう。


Another Player from Taiwan?
先週Jen-Lei Liao (廖任磊)とサインしたばかりのPiratesだが、どうやらまた新たに台湾人選手(日本野球経験者)を連れてくるようだ。

元福岡ソフトバンクホークスのYao-Hsun Yang(陽耀勲)がPiratesと契約する可能性が高い、と聯合報が報じた。
先月台湾で行ったトライアウトでは91-93MPHを計時。Pirates、Phillies、Rangers、Reds、Marinersなどが視察したと伝えられている。記事によると、Piratesは最も積極的なチームであり、non-roster inviteeの条件付きでマイナー契約が与えられるだろう、とのこと。
正式契約はおそらく来週中に発表される。ちなみにエージェンシーはボラス・コーポレーション。

Players from the South American Continent
南米市場にも動向を追うべき存在がいる。

まずは15歳のメキシコ人ピッチャーAlonso GarciaがPiratesのアカデミーでテストを受けたというニュース。
既に85MPHのファストボールを投げ、Escopeta(ショットガン)という異名を持つGarciaに対してPiratesは強い興味を持っており、過去にもトライアウトに招いたことがあるらしい。今年のInternational FA解禁までに16歳の誕生日(5月30日)を迎えることもあり、覚えておきたい名前。


そして日本でも有名なキューバのYulieski Gourriel
南米スカウト部長のRene Gayoが先週カリビアンシリーズでGourrielを視察したらしい。
大きなニュースではないし、そもそもまだGourrielが国外でプレーできると決まってもいない。しかし、PiratesがJose Abreu争奪戦にいたチームのひとつということもあり、興味深い話ではある。

2014/02/07

RALPH KINER: 1922-2014

Rest in Peace to Pirates great Ralph Kiner.


Year Age Tm Lg G PA AB R H 2B 3B HR RBI SB CS BB SO BA OBP SLG OPS OPS+ TB Awards
1946 23 PIT NL 144 579 502 63 124 17 3 23 81 3 74 109 .247 .345 .430 .775 116 216 MVP-30
1947 24 PIT NL 152 666 565 118 177 23 4 51 127 1 98 81 .313 .417 .639 1.055 173 361 MVP-6
1948 25 PIT NL 156 670 555 104 147 19 5 40 123 1 112 61 .265 .391 .533 .924 146 296 AS,MVP-7
1949 26 PIT NL 152 667 549 116 170 19 5 54 127 6 117 61 .310 .432 .658 1.089 186 361 AS,MVP-4
1950 27 PIT NL 150 672 547 112 149 21 6 47 118 2 122 79 .272 .408 .590 .998 156 323 AS,MVP-5
1951 28 PIT NL 151 670 531 124 164 31 6 42 109 2 1 137 57 .309 .452 .627 1.079 185 333 AS,MVP-10
1952 29 PIT NL 149 633 516 90 126 17 2 37 87 3 0 110 77 .244 .384 .500 .884 141 258 AS,MVP-23
1953 30 TOT NL 158 666 562 100 157 20 3 35 116 2 1 100 88 .279 .391 .512 .903 132 288 AS
1953 30 PIT NL 41 175 148 27 40 6 1 7 29 1 0 25 21 .270 .383 .466 .849 121 69
1953 30 CHC NL 117 491 414 73 117 14 2 28 87 1 1 75 67 .283 .394 .529 .923 136 219
1954 31 CHC NL 147 643 557 88 159 36 5 22 73 2 0 76 90 .285 .371 .487 .858 121 271
1955 32 CLE AL 113 390 321 56 78 13 0 18 54 0 0 65 46 .243 .367 .452 .818 116 145
10 Yrs 1472 6256 5205 971 1451 216 39 369 1015 22 2 1011 749 .279 .398 .548 .946 149 2852
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 2/7/2014.