2013/10/30

2013-2014 Pirates Org Players In ABL

10月31日からAustralia Baseball Leagueが開幕。

Official SiteHere
Live Stream: Here
Time Difference:
7:00 pm AEDT = 5:00 pm JST = 4:00 am USET
7:00 pm AEST = 6:00 pm JST = 5:00 am USET
7:00 pm AWST= 8:00 pm JST= 7:00 am USET
                     

Pirates傘下からは2人が現在rosterに登録されている。
今年1月に契約したオーストラリア人、Nick HutchingsJackson LodgeはAdelaideで投げる可能性が高い。


Perth Heat
Sam Kennelly, SS movie (13:10~)
2012年7月に$225KでサインしたKennelly四兄弟の末っ子。
2013年はエクステンデッドスプリングトレーニングに参加した後、学業のためオーストラリアに戻っていた。
まだ、17歳だがバランスが評価されており、体ができれば10-15HRを打てるとも言われている。
内野全てを守った経験があるが、キャンプでは本来のポジションであるショートを守っていた。

来シーズンのアメリカデビューに向けていい形でABLを過ごしたい。

Sydney Blue Sox
Daniel Arribas, C/1B
2011年のInternational FA組。フロリダ生まれだが、母親の母国であるオランダで育った。

ラインドライブヒッターで良い打撃センスを備えており、とても興味深い存在だ。
運動能力の高いキャッチャーだが、GCLではReese McGuireの存在によりファーストを守らざるをえないこともあった。
今回のABLではBlue Soxのレギュラーとして起用されるという話もでている。

MMM Lose Out on Gold Glove Award

2013年のRawlings Gold Glove Awardが発表。

Pittsburgh PiratesからはRussell Martin (C)、Starling Marte (LF)、Andrew McCutchen (CF)の3人がノミネートされていたが、選出なしという結果に終わった。


昨年のゴールドグラバーMcCutchenは2年連続の受賞ならず。
候補の中でアドバンスドスタッツが抜けていたCarlos Gomezが選出されたが、Denard Spanを含めたナショナルリーグのセンター部門は接戦だったらしい。
Cutchの守備力はお世辞にもトップクラスとはいえないが、数値だけでなく見た目でも昨年よりは良い守備を見せていた。


2013年のPirates躍進の理由にRussell Martinの存在があることは言うまでもないが、Yadier Molinaの連続受賞を止めることは出来なかった。
CS%(40% vs. 43%)こそMolinaに劣るものの、36CSはメジャートップ。相手チームの盗塁企画数はMolina46に対しMartinは倍近い89。
ブロッキング能力にも強さを見せたMolinaに軍配が上がったが、Martinがディフェンス面でMolinaと同等、またはそれ以上のシーズンを送ったことには変わりない。


ナショナルリーグのレフトはMarteよりイニングが181.1少ないCarlos Gonzalezが受賞。
Fielding Bible Awardで高評価を受けたMarte。持ち前のスピードと身体能力を活かした守備を見せ、20 DRSと20.1 UZR/150は700イニング以上守ったレフトではトップだった。
一方で今シーズン最悪のミスを犯すなど、6つのエラーを記録しこれもレフトでは最多。



Gold Glove Award自体議論を呼ぶものとはいえ、SABR Defensive Indexや現場の視点からPiratesの3選手が評価されたことは事実。
最後に話は変わるが、なにか特別賞があればシフト導入に大きな貢献をしたデータ解析部門のDan Foxにあげたいものだ。

2013/10/22

AJ Talked About His Decision & Some Issues

A.J. BurnettがPittsburghのラジオ(93.7 the Fan)に出演。(link

ホストのColin Dunlapとは先日SteelersのゲームにAndrew McCutchenとClint Hurdleだけが招待されたことについてのツウィートで少し揉めたのだが、番組冒頭で改めてお互いの言い分を確認。


この日の話題の中心はBurnettの去就について。
他チームでプレイするという気持ちからは離れており、改めて「Pirates残留か引退か」という姿勢を示した。
金銭面(2013年の年俸は$16.5M *$8.5MはYankeesが負担)の問題はないという。





また、NLDS第5戦に先発を外れた時には戸惑いがあったらしく、外れるなら前もって知らせてくれたほうが気持ちの面では良かったかもしれない、と語っている。
この件に関しては”過去のこと”しており、去就やHurdleとの関係に影響は無いだろう。

Liriano Named NL Comeback Player of the Year

スポーティングニュースのカムバック賞にFrancisco Lirianoが選手間投票により選出。
2位のMark Melanconに50ポイントもの差をつける文句無しの結果。
また、3位には8月にMetsから移籍のMarlon Byrdが入り、Pirates所属のプレイヤーが1-2-3位を占める形となった。

アメリカンリーグは今季限りで引退するMariano Riveraが選ばれている。

National League
1. Francisco Liriano, 58 points
2. Mark Melancon, 8 points
3. Marlon Byrd, 6 points
4. Chris Johnson, 3 points
5. Jayson Werth, 3 points

American League
1. Mariano Rivera, 54 points
2. Victor Martinez, 16 points
3. Scott Kazmir, 12 points
4. James Loney, 7 points
5. Neal Cotts, 5 points

2013/10/20

2013-2014 Players In Carribean Winter Leagues

○ドミニカ   live feed here
Aguilas Cibanas
Willy Garcia, OF

Leones del Escogido
Gregory Polanco, OF

Gigantes del Cibao
Joely Rodriguez, LHP

Carlos Paulino, C

Oscar Tejada, 2B/SS

Estrellas de Oriente
Stolmy Pimentel, RHP

Mel Rojas Jr., OF

Felix Pie, OF

Toros del Este
Emmanuel De Leon, RHP

Joan Montero, RHP

Matt Hague, 1B/3B

Alen Hanson, SS

Andy Vasquez, OF/IF

Tigers dil Licey
Atahualpa Severino, LHP


○ベネズエラ  live feed here
Caribes de Anzoategui
Carlos Ruiz, RHP

Leones del Caracas
Luis Angel Sanz, RHP

Bravos de Margarita
Jhonathan Ramos, LHP

Elias Diaz, C

Francisco Diaz, C

Junior Sosa, OF

Navegantes del Magallanes
David Bromberg, RHP

Jose Osuna, 1B/LF

Aguilas de Zulia
Julio Vivas, RHP

Tigers de Aragua
Andrew Oliver, LHP

Cardenales de Lara
Jhondaniel Medina, RHP

Andrew Lambo, RF/1B

○メキシコ
Tomateros de Culiacan
Ali Solis, C



○プエルトリコ
Leones de Ponce
Ivan De Jesus Jr., 2B
Benji Gonzalez, UT

Indios de Mayaguez
Jerry Sands, 1B/RF
Eliecer Navarro, LHP

2013/10/18

Buccos Have Signed Three Mexican Players

一時はJose Dariel Abreu争奪戦にPiratesの名前が挙がったが、AbreuはWhite Soxとサインするようだ。


大物を逃したPiratesだが、先日メキシコから3人の若手選手と契約している。

Eumir Sepúlveda(18, RHP)はRed Soxからもスカウトされていた右投手。昨年以降8MPH球速を上げ、アマチュア選手としては完成しているという評価もあるらしい。

同じく右投手のCarlos Bustamante(17, RHP)はPiratesがここ数ヶ月スカウティングしてきた選手で、ポテンシャルを評価されたとのこと。

Mikell Granberry(18, C)は今回サインした中ではベストの人材。
強肩でスピードのあるアスレティックなキャッチャーで、打撃では良いコンタクト能力を見せている。


2014年は3人ともドミニカンサマーリーグで開幕を迎える予定だ。

2013/10/17

Pirates Add Advanced Rookie Affiliate in Bristol

来シーズンから新たにAppalachian Leagueのチームを傘下に設けることが発表された。(link

2013年までWhite Sox傘下だったBristolを引き継ぎ、西地区を戦う予定。
これで下位レベルのプレイヤーの出場機会を増やすことができようになる。

これでGCLと合わせてルーキーレベルは2つ。アドバンスドなのでGCLより一つ上の扱いとなり、リーグの実力的にはNew York-Penn League(A-)に近い存在となる。

Indianapolis (Triple-A)
Altoona (Double-A)
Bradenton (Advanced-A)
West Virginia (Single-A)
Jamestown (Short-Season A)
Bristol (Rookie)
GCL (Rookie)
DSL 1
DSL 2

2013/10/15

AFL 2013: Taillon Out, Irwin In

Jameson Taillonが8日の試合中に痛めた鼠蹊(そけい)部の影響でAFLを離れることになった。
アシスタントGMのKyle Starkのコメントを読む限り、深刻なケガではないようだ。

AFL開幕戦で投げたTaillonのラインは2.0IP 1H 1R 0ER 1BB 3SO。
スカウトによるとファストボールは94-96MPHを計時し、最速は97MPHだったらしい。

代わりにScorpionsのrosterに入るのはPhil Irwin。
AFL参加から教育リーグでの調整にプランが変更されていたが、結局はAFLで投げることになった。

2013/10/08

AFL Prospects 2013



Pitchers
[UPDATE]
AFL参加予定のPhil Irwinが教育リーグへ送られる為、Matt Benedictが7人目の選手に変更。
[UPDATE]
Jameson Taillonのケガで欠員が出たため、Irwinが代役としてrosterに追加。

Matt Benedict, RHP (マット・ベネディクト)
シンカーボーラー。A+で開幕を迎えたが、1ヵ月で先発からブルペンに配置転換。
4-5月は5.89ERAだったが、6月以降は2.32ERAと持ち直した。GO/AOは1.51。
これまでは89MPH程度のシンカーしか投げていなかったが、今年から70MPH台の大きなカーブを取り入れた。
来シーズンからは本格的にブルペンに活路を見出したい。

Phil Irwin, RHP (フィル・アーウィン)
7月にヒジの尺骨神経部分の手術を受け、今シーズンはAAAとMLB合わせ、14.2IPしか投げることができなかった。
マイナー通算1.6BB/9の制球力が売りだが、4月14日にメジャーデビュー時は4BB/4.2IP。
天井は高くないが、健康なら鋭いカーブとロケーションの良さを武器にする上質な先発5番手になれる。

Jameson Taillon, RHP (ジェムソン・タイヨーン)
傘下ナンバーワンピッチャーは8月にAAAに昇格。今シーズンはAAとAAA合わせて3.73ERA、147.1IP、143SO。
Gerrit Coleの時もそうだったが、ファストボール中心の配球の結果被安打が増えたゲームもあり、スタッツだけでTaillonを判断するべきではないだろう。
ここ2年でファストボールを打者の膝元に投げ込めるようになったし、縦にも斜めにも曲がるカーブはアンヒッタブルだ。


Zack Thornton, RHP (ザック・ソーントン)
昨年12月にChris ResopとのトレードでOaklandから獲得したシンカーボーラー。
Huston Streetのようなアームアングルから90MPHのシンカーと79MPHのスライダーを投げ込み、膝元に落とすチェンジアップで空振りを奪うこともできる。
2013年は3階級でリリーフとして42試合に登板。2.63ERA、75.1IP、12BB、90SOという成績を残した。特に右打者には.172/.212/.244と抑え込んだ。
AAAで結果を残せば遅咲きのブルペンアームとしてメジャーで見ることができるかもしれない。

Tyler Waldron, RHP (タイラー・ウォードロン)
2010年ドラフト5巡目指名のWaldronは2年連続のAFL出場となる。
シンカー、カーブ、カッター、チェンジアップを持つが、どれもプラスとは言い難い。
リリーバーとしてmid-90のファストボール投げたこともあるが、今年は肩を痛めた影響で88-90MPH程度だった。ロケーションが悪く、カウントを悪くしてから速球を狙い打たれる傾向がある。

Infielders
Alen Hanson, SS (アレン・ハンソン)
Gregory Polancoに次ぐ野手のプロスペクト。
攻守共に酷かった春先から徐々に復調し、7月終わりにはDouble-Aに昇格した。
スウィッチヒッターで右投手に強く、8HR中7HRが左打席から。アプローチの粗さが目立つが、AFL開幕時点でもまだ20歳。

ScorpionsにはBraves傘下のSS・Elmer Reyesもおり、AFLでのHansonのポジションにも注目。
多くのスカウトが言うように2Bがベストなのは間違いないが、メジャーレベルでSSをこなせるアームとインスティンクトは備えている。


Gift Ngoepe, SS (ギフト・ェンゴーペ)
2年連続のAFL。
2013年はAAで.177/.278/.282(259PA)と苦しみ、夏には実母の不幸があるなど厳しい年となった。
7月後半にアメリカに戻ってからはA+で.292/.424/.427とまずまずのラインを残した一方、K%は31.7(35SO/96AB)。
傘下最高の守備力があるとは言え、そろそろバットで上のレベルに対応しなければいけない。
来シーズンにつながるAFLにできるだろうか。

Outfielders
Alex Dickerson, RF/LF/1B (アレックス・ディッカーソン)
開幕後はつまずいたが、Double-Aのピッチャーにアジャストした6月7月にブレイク。
昨年はA+でパワーナンバーを残せずやや評価を下げたが、2013年はリーグ6位タイの17HR、.206ISOと良い打力を見せた。左打者ながら左投手を打つこともできる。
2013年は積極的なアプローチが功を奏した形になったが、シーズンを通しての安定感が欲しい。

2013/10/07

NLDS Game 3

CARDINALS 3-5 BUCS


                         Source: FanGraphs

ポストシーズン、いや、ベースボールは何が起こるか分からない。
改めてそれを感じたゲームだった。

決勝打を放ったPedro Alvarezは今シーズン左投手に対して.180/.252/.286、AVGやK%はワースト
左打者を.118/.241/.147と抑え込んでいるKevin Siegrist有利な状況は明らかだったが、見事95MPHのファストボールをライトに弾き返した。

ESPN Stats&Infoによると、Pedroは今シーズン左投手が投げる95MPH以上の速球を経験した打席で0-for-10。
最後にヒットを記録したのは昨年7月16日(vs. Rex Brothers, 98MPH, HR)までさかのぼるらしい。

コーナーいっぱい、と言うところだろうか。Justin Morneauに代走を送ったClint Hurdleの判断も見事。


このシリーズ同じ4RBIを挙げているRussell Martinと並んでNLDS MVP候補だろう。
もちろん3試合で5安打(..500/.615/.600)の”2013 MVP”Andrew McCutchenやMarlon Byrdも忘れてはいけない。

今シーズンRISPで一番打っていたCardsはこのシリーズ3試合で3-for-20。一方のPiratesは6-for-18。



先発Francisco Lirianoは順調立ち上がりを見せたが、回を追うごとにコマンドの悪さが目立った。
特に今日はボールがダートに集まっていたこともあり、スライダー多投の方針が狂っただろう。
5回には誤審付きのダブルスチールの直後、Carlos Beltranに打たれ2失点。

シフトを敷いた時のDRSが3位のPiratesだが、あの場面はデータ通りにいかなかった。
Russell Martinはインローにツーシームを要求したが、真ん中低めに投げてしまったLirianoのミス。

Beltranには8回にもやられた。Mark MelanconがHRを浴び3-3の同点に。
MelanconがHRを打たれたのは4月14日以来のこと。真ん中に投げてしまったこともあるが、それ以上にBeltranが凄すぎた。


1992年以来のNLCS、1979年NLCS以来のポストシーズンシリーズ勝ち越しまであと1勝。
幸運なことに明日もホームで#blackout。決めるしかないでしょう。

NOTES
・観客数40,489人はワイルドカードゲームの40,487人を2人上回る新記録。

・Justin Morneauのトレードが完了。後日指名選手だったDuke Welkerが予定通りTwinsへ移籍

・今日の始球式は前オーナーのKevin McClatchyが務めた(PNCパーク最初の試合でも投げている)。昨年「カミングアウト」した事で話題になったが、多くのファンから拍手で迎えられていた。明日はAndy Van Slykeが投げる予定。当初はBarry Bondsに投げさせるプランだったらしい。

・Game 5までもつれた場合の先発投手は今日の時点でも未定。

2013/10/05

NLDS Game 2: Cole Does It All

BUCS 7-1 CARDINALS


                         Source: FanGraphs

オフェンスの機能も嬉しいが、今日はGerrit Coleの日だろう。

6IPを投げてCards打線をわずか2安打。失点はYadier MolinaのHRによる1点のみ。
A.J. Burnettで1戦目を落とした直後、このプレッシャーのかかるゲームでこれだけのピッチングができるのだから大したものだ。
6回にはギアを上げ100MPHを4球計測。
Beltranはフロントドアのツーシームでフリーズ。Hollidayを力でねじ伏せた86球目は見事だった。

バッテリーを組んだRussell Martinのフレーミングにも特筆すべき点だろう。

Eliasによると、Piratesのルーキースターターはポストシーズンでまだ負けなし。
(1909 World Series:Babe Adams 3 wins、1975 NLCS: John Candelaria、1992 NLCS: Tim Wakefield 2 wins、2013 NLDS: Gerrit Cole 1 win)


Coleは2回表の打席で先制のシングルを放ち、バットでも好調を維持。
ポストシーズンデビューでRBIを記録したPiratesのピッチャーは1925年ワールドシリーズのRay Krermer以来のこと。


野手陣も3回にPedro #DayDro Alvarezが1974年のWillie Stargell以来のプレーオフ2試合連続HR。5回にはJustin MorneauとMarlon Byrdのback-to-backダブルで追加点を取りLance Lynnを完全にKO。

8回の#MartePartay、打つ気配がない中であっさりと打ってしまうのがいかにも彼らしい。
正直Jose Tabataのバットにも期待したいのだが、Marteの右手の回復が順調ならそれに越したことはない。


ポストシーズンでの1試合7得点はフランチャイズ史上14例目。


最後はJason Grilliが1IPを1H、3SOで締めてゲームセット。
ブッシュスタジアムの影響かはともかく、95MPHも出していたのは良い傾向だ。


最初の2戦を1勝1敗は最低条件だったので大きな勝ちとなった。
明後日からの2試合で連勝すればホームでNLCSを決めることができる。

2013/10/04

NLDS Game 1: Trouble With the Curve

BUCS 1-9 CARDINALS


                         Source: FanGraphs

ひとつ言えるのはこれはただの1敗。
スタートダッシュにつまづいたとは言え、今年のPiratesはこの程度で終わるようなチームではない。


A.J. Burnettとブッシュスタジアムとの相性の悪さはプレーオフでも止められなかった。
立ち上がりからコマンド、スタッフ共に明らかに悪く、72球投げストライクは僅か38球という有様。
1-2回に点を取られなかったのが不思議なくらいだった。
レギュラーシーズンとプレーオフ合わせて奪三振ゼロのゲームは15年のキャリアで6試合目。

Eliasによると、ポストシーズンで1イニング7失点以上は史上7人目。そのイニングで1アウトも取れなかったのは1992年NLCS第6戦(Braves vs. Pirates!)のTom Gravineに次いで2人目となる。

何よりClint Hurdleが交代を渋りすぎた。立ち直るのを期待していたのだろうが、いくらエース格でも今日のような出来では話は別。特にポストシーズンともなれば早めにスウィッチする作戦をとっておくべきだった。



一方、Cards先発のAdam Wainwrightはカーブを苦手とするPirates打線をドミネイト。
33球投げたカーブのうち空振りは11球(33.3 Whiff%)。インプレーの打球は5球のみ。
Pedro AlvarezのHRで1点を返し、シャットアウト負けを免れるのが精一杯だった。
Pirates打線が・・・と言うよりはWainwrightが良すぎたと言っていいだろう。


簡単に先手を取れるほど甘くはなかったが、これでシリーズの行方が決まったわけではない。
Cardinalsとは4月26日には同じ9-1のスコアで負けたが、その後2連勝でシリーズ勝ち越しを決めている。

MUST WINの明日のゲームには先月チームベストスターターのGerrit Coleがマウンドに立つ。

2013/10/03

National League Division Series Preview: Pirates vs. Cardinals


                                     Schedule
Game
Matchup
Date
Time (ET)
Game 1
Pirates @ Cardinals
Thu, Oct 3
5:00 PM
Game 2
Pirates @ Cardinals
Fri, Oct 4
1:00 PM
Game 3
Cardinals @ Pirates
Sun, Oct 6
4:30 PM
Game 4
Cardinals @ Pirates
Mon, Oct 7
3:00 PM
Game 5
Pirates @ Cardinals
Wed, Oct 9
8:00 PM 

                               Probable Starters
Game 1     A.J. Burnett (10-11, 3.30 ERA) vs. Adam Wainwright (19-9, 2.94 ERA)
Game 2     Gerrit Cole (10-7, 3.22 ERA) vs. Lance Lynn (15-10, 3.97 ERA)
Game 3     Francisco Liriano (16-8, 3.02 ERA) vs. Joe Kelly (10-5, 2.69 ERA)
Game 4     Charlie Morton (7-4, 3.26 ERA) vs. Michael Wacha (4-1, 2.78 ERA)
Game 5     TBD

                     2013 Head-to-Head Results
Pirates 10-9 (Home: 7-3, Road 3-6). Details


ポストシーズン史上初のこのカード。
ディビジョンタイトルは譲ったが、シーズン直接対決では10勝9敗とPiratesがぎりぎり勝ち越し。先日のワンゲームプレーオフで勝利した直後というのもあり、良いmomentumを持ってシリーズを迎えることになる。

RosterのほうはCardsは既に発表しているが、Piratesのほうは現時点ではまだ。
投手の登録数を増やさなければいけないので、ワイルドカードゲームに入っていた野手が2-3人漏れるだろう。恐らくキャッチャーは2人体制、左の代打はTravis SniderかGarrett Jonesのどちらか絞られるはず(もしくは守備・走塁要員のFelix Pie)。
[UPDATE]
Tony SanchezとTravis Siniderが抜け、A.J BurnettとCharlie Mortonが追加。(25-man roster)
控え捕手についてはJohn Buckの経験を取った形となるが、Russell Martinが全試合マスクを被るのでそこまで気にしないでいいだろう。
左の代打として残ったのは勝負強いSniderではなく、ライトとファーストをこなせるGarrett Jones。

両チームともとても良いピッチングスタッフを持っているが、鍵は打線。
打力はCardsに分があるものの、PiratesもCards相手にしっかりとした数字を残している。
この時期相性や数字では計り知れないものがあるが、Piratesとしては苦手のRISPがより重要になる。

相手先発が全て右なのでGaby Sanchezは基本的にベンチスタート。
勝負所でKevin SiegristとRandy ChoateをJustin MorneauやPedro Alvarezに当てられた時に代打を送る采配をできるかもポイントになりそう。


特別不安視する要素ではないかもしれないが、シーズン終盤に守備面でミスの多かったJordy Mercerはプレーオフの舞台でこれを乗り越えられるだろうか。
先日のワイルドカードゲームでRedsのZack Cozartのミスが1点につながった場面を見ると、他人事のように感じられない。


NOTES&LINKS
・Pittsburghではフェデラル通りに巨大スクリーンを設置し、第1戦を放送する予定。(link)

2014年スプリングトレーニングのBPジャージの情報が出ている。

Raw video: Champagne sprayed in Pirates locker room

・Baseball AmericaがSouth Atlantic League TOP 20New York-Penn League TOP20を発表。
PiratesからはTyler GlasnowがSALの2位、Harold RamirezがNYPLのトップに選出された。
Luis Herediaはともかく、Josh Bell(2011年ドラフト2順目)が評価を下げたのは残念だ。