2013/11/17

2013 AFL Bucco Prospects Recap

2013年のArizona Fall LeagueはSaguarosの優勝で幕を閉じた。
シーズンMVPはKris Bryant。Stenson AwardにはGarin Cecchiniが選出。


Piratesのマイナー選手たちが所属するScorpionsは10勝21敗で残念ながらリーグ全体の最下位に終わった。

11月6、7日のビデオハイライトはこちら

Pitchers
Matt Benedict, RHP
(11G, 16.0IP, 14H, 7R, 5ER, 1HR, 5BB, 11SO, 2.81ERA, 3.38GO/AO)
得意のシンカーでゴロを打たせ、GO/AOはなんと3.38。平均90MPHほどの速球は速い時で92-93MPHまで達した
また、最初の登板以外10試合全てで三振を記録。ディフェンスに左右されるタイプでもあるが、来シーズンもAFLでのようなピッチングを見せることができるだろうか。

Phillip Irwin, RHP
(5G, 5GS, 15.2IP, 21H, 15R, 15ER, 3HR, 6BB, 14SO, 8.62ERA, 0.82GO/AO)
AFL参加予定も開幕前に教育リーグでの調整に変更。しかし、Taillonの故障のため代替メンバーとして選出された。
ヒジの手術からの実戦復帰ということもあり、60球の制限付き。「スプリングトレーニングのようなもの」と本人が語っているように、あくまで調整なのでスタッツはさほど気にしなくてもいいだろう。

Jameson Taillon, RHP
(1G, 1GS, 2.0IP, 1H, 1R, 0ER, 1BB, 3SO, 0.00ERA)
試合中に鼠蹊(そけい)部を痛めて僅か1試合でAFLから去ることになった。
その試合では初回に94-96MPHを計測し、最速は97MPH。35球中23球がストライクだった。

インタビューとブルペンセッションの様子がMLB.comにアップされている。




Zack Thornton, RHP
(11G, 14.2IP, 8H, 5R, 5ER, 3BB, 0HR, 14SO, 3.07ERA, 2.75GO/AO)
0.75WHIPはAFL全体で2番目。ストライク率は65%。持ち前の安定感でAFLでも好投した。
登板間に自分の投げたボールを分析する習慣を初めて経験し、打者に対するアプローチも向上。
AltoonaのピッチングコーチであるStan Kylesが帯同していたことも大きかったらしい。


Tyler Waldron, RHP
(9G, 14.0IP, 17H, 12R, 10ER, 0HR, 6BB, 10SO, 6.43ERA, 1.58GO/AO)
イニングを稼ぐ目的もあってのAFL。結局シーズンと合わせて46.1IPとなった。
投球内容はマイナーでのキャリア通り。ゾーンに集めることはできるが、球威と安定感に欠けるため打たれやすい。


Position Players
Alen Hanson, SS
(79AB, .253/.294/.329, 1HR, 1RBI, 6SB)
注目のプロスペクトはFall Stars Gameにも選出。
1992年生まれのHansonはKyle Crickと並びScorpionsでは最も若いプレイヤー。
AFLでは積極的に全球種を織り交ぜてられることもあってか、成績はついてこなかった。

課題の守備では2試合連続2エラーを記録したが、トータルでは6エラーに落ち着いた。
「セカンドのような動き」をするとも評されたが、ショートに必要な運動能力は備えている。悪い癖である絵に描いたようなルーティンプレイでの悪送球は要改善。
今後はドミニカウインターリーグに参加か。


Gift Ngoepe, SS/2B
(51AB, .078/.172/.098, 0HR, 3RBI, 2SB)
安定した守備の評価は相変わらず。セカンドを中心に守り、17試合でエラーはゼロ。
BPでは良いところを見せていたらしいが、4-for-51とバッターズボックスでは散々だった。
OPS(.270)は1安打以上の選手では最低。2試合中継を見る機会があったが、パワー不足なのは明らか。

今オフはいよいよルール5ドラフト対象。2014年は結果が求められる。


Alex Dickerson, RF/LF
(69AB, .290/.347/.348, 0HR, 3RBI, 1SB)
背中のコリで一週間欠場したこともあったが、それでも20安打を放ちAVGは.290。
長打はダブル4本。フォアボールを選んだのは5打席しかなかった。
シーズン中の活躍まではいかなくとも、まずまずのAVGを残せたことは収穫。

守備では今年は外野両コーナーに専念。これはAFLでも変わっていない。高校時代からのポジションということで守りやすいらしい。ただ、昇格する頃には外野が空いておらず、来シーズンファーストに戻るかは注目。

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