2012/10/31

Cutch Wins Gold Glove Award

Andrew McCutchenが初のGold Glove Awardに選出。Piratesの選手としては2008年のNate McLouth以来の受賞。マイナー時代からGold Gloveを獲れると評されていたのが現実となった。

「このような賞を得るのはもの凄く名誉なこと。Roberto ClementeやAndy Van Slyke、Bill Mazeroskiのような選手たちと名を連ねるなんて特別。」とCutch。

135試合連続無失策に加え守備率.997。337回の守備機会でエラーは僅か1つ。
凡ミスも少なく、常に打球にチャージする姿勢は見ていて非常に気持ちが良いものだった。
しかし、UZR/150でもNLセンター11人中9位など、指標を見てみると候補者の中では見劣りする。

Andrew McCutchen : Inn 1364.0, E 1, DRS -5, UZR -6.9, dWAR -0.2
Michael Bourn       : Inn 1340.1, E 2, DRS 24, UZR 22.4,  dWAR 3.0
Drew Stubbs        : Inn 1107.1, E 5, DRS  2, UZR  6.8, dWAR 0.5

守備の数値は低いが、ペトコパークでこのプレーができるように、言われるほど守備は悪くないと思う。しかし、Piratesファンとして彼の受賞は嬉しいが、ひいき目で見ても打球反応や送球面でCutchが素晴らしいセンターとは言えないのは間違いない。

毎年のように議論されるGold Glove Awardだけに、打撃や印象が加味された(であろう)Cutchが受賞するのは仕方ないのかもしれない。

近い将来Starling Marteがセンター、Cutchがレフトを守る布陣が理想なのだが、今回のGold Glove受賞で来年どれだけCutchが守備面で貢献できるかがより重要になるだろう。
(UZRとDRSで見れば、2011年はプラス :UZR3.5, DRS5)

ESPN2で放送された受賞者発表の最後には2012年全体トップ10プレイが紹介。
Travis Sniderのファインプレーが4位にランクインした。



ショートでは若手のZack CozartやIan Desmondの名前が挙がる中、守備職人Clint Barmesは今回ノミネートすらされず。
あまりに打つほうが酷かったとはいえ、個人的にはこの人に一番受賞してもらいたかった。

2012/10/30

Bucs Outright DCutch

ドミニカウインターリーグに参加中のDaniel McCutchenが40-manから外された。

2008年にJose Tabata、Jeff Karstens、Ross Ohlendorf /Xavier Nady、Damaso MarteのトレードでYankeesから獲得。

当初は今年のWorld SeriesメンバーのPhil CokeとGeorge Kontosがパッケージに含まれており、今回のoutrightはJeff KarstensがDCutchにTwitter上でこの事に言及した翌日の出来事。




当初はローテ下位で期待されていたが、これといった球も無く特別コントロールの良いタイプでも無く、結局リリーフに落ち着いた。

2011年は73G、84.2IPとブルペンの一角を担ったが、今シーズンはChase Headleyにwalk-off食らった1試合のみ。

今の所ドミニカでは2G、6IP、12H、5ERと出だしではコケてしまっている。



Victor BlackやBryan Morrisの台頭もあり、居場所がないのは仕方ない。ある程度ミドルリリーフでやれるはずなので需要はあるだろう。

先日DFAされたFryerは既にFAになっており、ClementとD-CutchはマイナーリーグFAになる見込み。

2012/10/26

Pirates Claim 2 Players

世間はWorld Seriesで盛り上がり、Piratesファンの間ではDKの記事で議論が起きている今週。
そんな中、今オフ最初の動きがあった。

Blue JaysからChad Beck (RHP)、PadresからAli Solis (C)をウェーバーで獲得。
それに伴いEric FryerとJeff ClementがDFAされた。

Beckは今季メジャーで15.2イニングでERA6.32。95MPH投げられるしTriple-Aでは結果を残しているようだが、三振を取れない。さすがにずっと40-manに居ることはないだろう。

一方のSolis。メジャーでは4打席しか立っていないが、Double-Aでは329打席.283/.307/.419。
守備型の捕手で通算の盗塁阻止率は34%。
Tony Sanchezが40-manに入れられるはずだし、Beckと同じくSolisもロースターにとどまれるかはかなり怪しい。

Rod Barajasのオプションを行使するかが心配でならないが、捕手は補強ポイントのひとつ。
J.P. ArencibiaやHank Congerをトレードで獲ることができれば理想とも言われている。

2012/10/09

AFL Prospects 2012


いよいよArizona Fall Leagueが開幕。
Piratesからは7人のプレイヤーが派遣され、Scottsdale Scorpionsでプレーする。

2012/10/04

Season Finale

BRAVES 4-0 BUCS

早いものでとうとう2012年レギュラーシーズン最終戦。


のっけからMichael Bournに2盗3盗決められ、sac flyであっさり先制される。
6回、Garrett JonesがジャッグルしなければA.J. Burnettはこの回投げ切れただろう。
結局A.J.は5.2回を4失点で降板。今シーズンERA 3.51、16-11、180SO。
春先ボールを目に当てて出遅れたが、2009年以来の200IP越え。
投げるほうもそうだが、何よりクラブハウスでの存在も相当大きかっただろう。



Chipper Jonesは6回に代打で登場。
見事に2,726本目のヒットで現役最後のat batを締めくくった。
Barajasのミットを構える所もA.J.が投げ込んだ球も見事にド真ん中だったのはある意味おもしろかった。




この試合が現役最後のBen Sheetsは先発で1回を完璧。まだ95MPH出せるのには驚いた。
消化試合な上、ポストシーズンに向けて調整しなきゃならんのは分かるが、8人継投とは・・・


投打のチームMVPに2万人からのスタンディングオベーション。
改めてこの2人がいなかったら、と思うと笑えない。

CutchはAVGこそBuster Posey(.336)に抜かれたが、AVG. 327/31HR/96RBIと素晴らしい成績。194安打はリーグ1位。



2012年のPiratesは79-83、NL Central4位でシーズン終了。79勝は1997年以来。

2012/10/03

Thank You Kevin

BRAVES 1- 5 BUCS

いわゆる消化試合とはいえKevin Correiaが6.2回を1失点で今シーズン最終登板を終えた。
再契約はまずないだろう。Pirates在籍の2年間で24勝22敗。代替選出ではあるが、去年はオールスターにも選ばれた。
デッドラインでは20チームに断られたらしいが、失点はしてもある程度投げてくれるのでどこかは興味を持ってくれるだろう。Royalsあたりは向いていそう。

それにしてもTommy Hansonがこんな悪くなってるとは思っていなかった。

泣いても笑っても今シーズンは残り1試合。良い形で締めくくりたい。

2012/10/02

1st Locke'n'Roll

BRAVES 1-2 BUCS

10月に入り、レギュラーシーズン最後の3連戦。
夏場はワイルドカード争い同志譲れないカードになると思っていたが、気づけばPiratesは20年連続負け越しまで落ちてしまった。

もうちょっと変わったものあげても良いんじゃないの?とも思ったが、Chipper Jonesには記念のベースをプレゼント。

ゲームのほうはJeff LockeとPaul Maholmの新旧海賊左腕の投げ合い。

いつもより力が入っていたように見えたLocke。両サイドにシンカーを投げ分けていたが、さすがに5BBは際どい所を狙いすぎたか。
3回、Jason Heywardに打たれはしたが、非常に良い攻めをしていた。
Jeff Lockeは自身メジャー最多の105球、メジャー10先発目で初勝利。

一方のMaholmはブレーキの効いた変化球を低めに集めるピッチング。シーズン140SOはcareer high。
今日みたいな投球してくれるとポストシーズン勝ち進んでも安心してスターターを任せられるだろう。

「しかし、こんな良い球投げてたか?」と思っていた矢先にStarling Marteが甘い球を捕らえ、トリプルと勝ち越しの一発。ここ2試合先発を外れていたが、バッティングやバント、走塁に取り組んでいたらしい。
HRの打球の伸びもそうだが、改めてこの人のスピードは凄い。

これでNL EastはNationalsがclinch。
前身のExposでは1981年、首都のチームとしては1933年以来のことらしい。




ひと足先にユニホームを脱いだJack Wilson。
まだ怪我してるのか分からんが、どうせなら試合で見たかった。