2012/07/31

Pirates Swap Snider for Lincoln

Brad LincolnTravis Sniderのトレード成立に関してメモ。


Sniderは2006年のドラフトでは高校生最高の打者と言われ、2008年には若干20歳でメジャーデビュー。
以降はマイナーでは好成績を残すものの、メジャーには定着できていない。


それにSniderは2016年まで契約下における。調停権は2013年シーズン終了後。
伸び悩みの元トッププロスペクトではあるが、彼はまだ24歳。
Pedro Alvarezより1歳若く、Starling Marteより8ヵ月年上なだけだ。

●Pedro Alvarez, Feb 6, 1987
●Travis Snider , Feb 2, 1988
●Starling Marte, Oct 9, 1988

Mike TroutやBryce Harper、Justin Uptonのような才能と比べるのは間違いだが、Sniderが20歳でメジャーに上がって実力を見せていたのは事実。他のクラブで言えば、RangersのMike Oltと同い年。
一般的にはMarteのように今の年齢でメジャーに上がってくる事を考えればSniderはまだ期待は持てる。

少なくともパワーポテンシャルはあるし、左打者に有利なPNCパークも良い条件になるだろう。

これによってGarret JonesとCasey McGeheeで1Bのプラトーンに。
JonesはRHPに対してOPS .823、LHPにはOPS .680
McGeheeはLHPに対してOPS .807、RHPにはOPS .619。

そしてAlex Presleyを4人目の外野手としてベンチに置くことができる。
今年の数字はスタメンで使われるべきではないが、控えとして見れば充分。



そしてBrad Lincoln。
彼はブルペンで素晴らしいピッチングを見せており、「いずれはクローザ―に」とも声もでてきていた。
しかし、ファストボールとカーブの質は良いものの、サードピッチに欠ける上、このまま来年以降も同じ活躍ができるか分からないのは事実。
Lincolnのバリューがあるうちにポテンシャルのある若い打者が獲れたことは評価できるだろう。

マイナーにはBryan MorrisやEvan Meekも控えている。
特にMorrisは95マイルのファストボールにカッターとスライダーの評価も高いプロスペクト。
さすがにここまでのLincoln並みの数字と貢献度は難しいだろうが、Jared Hughes-Jason Grilli-Joel Hanrahanにつなぐためのオプションとしては充分なはず。


答えが出るのはまだ先だが、Marte、Cutch、Sniderが順調に成長した外野陣は見もの。


2012/07/29

Dandy! Wandy!

BUCS 4-3 ASTROS

Wandy Rodriguezが慣れ親しんだ"ホーム"でBuccoとして初登板。
コントロールが悪かったがなんとかQS。前のチーム相手に投げにくかったのもあるんだろう。
それにしてもこの人は改めて見るとホント小さいがよくやっている。
似た系統でナックルカーブ使いのBedardの存在も良い方向に動けばいいが。

一方のパーフェクト未遂のGalarraga、マイナーではイマイチみたいだが
今日はスライダーが効果的で試合を作ってきた。

ただブルペン勝負だとこちらに分があるということで、
パスボールとBarajasのタイムリーで勝ち越し。

と言うかこのシリーズ得点圏で18の1でよく勝てているもんだ。







ローテから外れブルペン待機のCorreia。
実力はともかく、この人は頭から投げるほうが絶対向いている。

2012/07/28

McKenry Leads Comeback Win Over Astros

BUCS 6-5 ASTROS

いつも通り淡々と投げていて見た目は悪くなさそうだったJeff Karstens。
良いカーブとシンカーを投げていたのだが、甘く入った球を打たれてしまった。
AstrosはあわやサイクルのChris Johnsonなど打つべき人が打っていたが、ブルペンが悲惨だった。
左のWesley Wrightをライトの守備に付かせてまで右投手をAndrew McCutchenに当てていたが、9回をRhiner Cruzに任せなきゃいかんのは苦しい事だろう。

オフェンスはMichael McKenryがトリプルが出ればサイクルの活躍。120打席で9HRとマイナーで見せていたパワーを上でも発揮している。

特に素晴らしかったのはワイルドピッチで勝ち越しのホームを踏んだDrew Suttonのスタート。
Starling Marteへの初球、カーブが低めにいっていたのを見た上で、バウンドするのを狙っていたらしい。
「接戦ではああいう所を強みにしないといけない。」とSutton。こういう事ができるから生き残ってきたのだろう。

2012/07/27

MartePartay!

BUCS 5-3 ASTROS

ついにStarling Marteが昇格。

まだTriple-Aで打席が必要とも言われていたが、最近4試合で8-for-19と好調なタイミングで昇格してきた。
代わりに降格したGorkys Hernandezの守備は相当なものだが、やはり打撃がネックで降格。


Clint Hurdleが「鳥肌が立った」と振り返ったデビュー戦初回先頭打者初球HR。
エライアスによると、Piratesの選手が初打席初HRを達成したのは1961年6月18日のDon Leppert以来。初打席初球HRはメジャーリーグ史上でも28人目のことらしい。

当のMarteは「試合前ベンチで”Keuchelがファストボールが真ん中にきたら打つ”と言っていた。」と狙い通りだった様子。

本塁憤死に関してはMarteは悪くない。
もう少しなんとかできたかもしれないだろうが、Andrew McCutchenがピックオフに引っかかったのが全て。
大きな見せ場はなかったけれど、いずれCutchをレフトに追いやるであろう守備は今から楽しみ。



以下、Marte昇格の際の小話。
・Marteは10歳で母を亡くし祖母に育てられたらしく、昇格の第1報を祖母に連絡した際は泣いて喜んでくれたそうだ。続いて友達、そして彼女"たち"に電話したという。

・Triple-A IndyのDean Treaner監督はMarteをオフィスに呼び出し
「お前は2塁打を打ったけど、全力で走らなかった。明日はIndianapolisの為にプレーしなくていい。Pittsburghでがんばってこい。」とジョーク混じりで昇格を伝えた。

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